1950-07-19 第8回国会 衆議院 水産委員会 第4号
それからこの際に綿業課長に、製網工場に対する課長の御方針をお伺いいたしておきますが、大体現在の製網工場の設備全部は過剰ではないか。多少合理化する必要があるのではないか。全部をそのまま温存し、やらせて行くという考えのもとに、今のお話をしておられるのかどうか、この点をお伺いいたします。
それからこの際に綿業課長に、製網工場に対する課長の御方針をお伺いいたしておきますが、大体現在の製網工場の設備全部は過剰ではないか。多少合理化する必要があるのではないか。全部をそのまま温存し、やらせて行くという考えのもとに、今のお話をしておられるのかどうか、この点をお伺いいたします。
すなわちマニラ麻、綿糸あるいはワイヤロープ、燃油、という資材につきましては、すべてこれは輸入にまたなければならないのでありますけれども、ただいまのところ輸入の見透しは十分ついておるのでありまするが、残念ながら製網工場、製綱工場等の設備がこれに伴わない、ゆえにこれらの工場設備を拡充強化しなければならないという考えをもつておるのでありまして、この点われわれの努力が報いられて、こうした漁業資材が連合軍の好意
あるいは原絲がいくらあるということをはつきり突きとめて、次々といかなかつたならば、現在のように非常に緩慢な取締りでは、製網工場のやみを助長するだけである。せつかく漁業者に割當てられた原料絲というものが生産者の手に渡らない。これははなはだ私は不都合なりと思つておるのであります。農林省は今までそういうような檢査をせられたことがありますか。
現在各製網工場でできております製品も、すでにいずれもその割當票に基いてつくつておるもので、これはそれ以外に一應理論としてはあり得ないわけでありますから、それによつて引取るわけであります。でありますから、規則ができましても、すぐどこの工場にでも行つて出してもらうというわけにはならない。從來頼んでおります工場へ行つて、割當てられた資材の分だけ貰つてくる。値段が今度新しい値段になつてくる。
○藤田政府委員 所有權の問題になりますと、決濟は紡績業者と撚糸業者との間に決濟をされ、撚糸業者と製網工場との間に決濟され、次に製網工場と漁業者との間に決濟されるのであります。從つて抽象的に言えば、この割當によつて最終需要者の漁業者にいくべきものであります。法律的にみますれば、漁業權の關係を申しますれば、決濟をして金を拂つてものを受取つたら、それぞれの紡績業者なり撚糸業者なり製網工業なりになる。
○丹羽五郎君 今日は幸い繊維局長も來ておられるので、私は一應お尋ねしたいのは現在製網工場は全然僅かな被害を受けておるだけであります。ただ戰前製網工場の機械を、戰爭目的の軽工業に換えたということがありましたが、今日ではその轉換を又再び製網工場に還元している。
それに對して商工省の御意見は、さういたしますと製網工場の能率とマツチしないところができてくる。たとえば一つの工場へたくさん注文が集まる場合がある。あるいは注文のないところは全然來ないようなことになつて、それではかえつて生産計畫が阻害されるからということで、一方製網工場の能率からもある程度割當てておかなければならないという話が出まして、結局そういうふうに兩方とも割當をもつておる。
私どもとしては、むしろ原絲を漁獲者に割當てて、漁獲者が自分の欲する製網工場へもつて行つてそれを仕立ててもらうという方式を原則としてはとつたのであります。これは所轄官廳であります商工省といろいろお話合いをいたしておりました結果として、やはり現在の漁網工場の能率をも見合わせなければならんということから、一方原絲として漁業者に割當てる。
これは從來は、戰災によりまして製網工場も大半が運轉休止をいたしまして、非常に能率が落ちております關係上、このわくはもらいましても、現實に網ができてこなかつたというような状態になつておるのであります。